メモリアルゼノギアス日記 その11 ~暴走娘の手に落ちて 暴走閣下急襲!~

0 Comments
京野あす子
なんだかんだと、若と再会したフェイくんは、海のおっさんのつるむ場所・タムズで、ユグドラシルともどもお世話になることになります。

今回は、
第三十一話 敵の手に落ちて 裏切りの代償
第三十二話 ねらわれた艦 ラムサス急襲!

でお送りいたします。


タムズのドックに運ばれている最中、お互い余計な口をきいたことを謝りつつ、現状を伝え合うフェイくんとバルトさん。

バルト
「まったく……急造のユグドラシル2じゃ爆雷の準備もままならねえや。」
「ま、バルトミサイルの装備を最優先させちまったばっかりに、爆雷程度の装備も後回しにした俺のせいなんだがな。」

フェイくん
「バルトミサイル?」

バルト
「あ、ああ……ま、まあ、そんなたいしたもんじゃないんだけどよ。」

ん?
その態度はなんでしょう?若くん?

あ、そうか。ゴリアテ破壊の下手人の件。
フェイくんはまだ知らないけれど、若はバレてボコメキョにされて謝罪して回ってたんだっけ。また謝るべき人が現れてしまいましたね若。避けては通れないよ若。

バルト
「今度ばかりは結構やばかったぜ。真っ赤な化物みたいなギアにやられて、完璧に大破さ。」

……………………。

そうだった。
赤いギアの正体的に、ゴリアテの件は痛み分けでいいや。フェイくんに関してだけね。

バルト
「ああ。そいつにやられて砂の海に沈むはめになっちまった。」
「だがここから先が嘘みてえな話さ。砂の海の底はぽっかり空いた巨大な空洞。」
「そこに沈んだ、何と!ユグドラそっくりの潜水艦!!そいつに使えるパーツやブリッジを乗せ替えて、改装したって訳だ。」

よくよく、砂の下に縁のある。そして、それは運がいいとしか。あ、そっか、砂漠で発掘作業が行われているこの世界では珍しいことでもないか。

そして、先生が現れて、シェバト製のものでないかと持論を披露。
フェイ的には、シェバト、気になってしょうがない国。



ユグドラシル2には、ニサンから連れてこられたマルグレーテも同乗してました。
ああよかった、無事だったのね。
どうやら、ニサンの人々は、ここにいるよりバルトの近くにいて守ってもらったほうがいいと判断してマルーを預けたという。やっぱり温かく見守る親戚だね。それに、この二人さえ生きていればどうとでもなるから命の優先順位でそうした、てのもあるだろう……。

そして、いつも元気な若とマルー。艦長とあいさつしてる最中だというのに仲良く喧嘩しはじめ、マルーがあのことを言っちまいます。

マルー
「フェイ達が漂流するはめになったのも、若が後先考えずにミサイルを、あの飛行機に撃ったからじゃない。」

フェイくん
「バルト、ま、まさか……お前……」

そのまさかです。

フェイくん
「あ、あきれてものも言えない……。」

バルト
「ま、そう怒るなよ、な。」

怒ってません。
フェイくんの言った通り、心の底からあきれてるんです。

艦長
「おうっ、若ぇの。なりからすると、おおかた海賊かなんかだろ?」

バルト
「お、おうよっ。海の男さっ!元、砂の海の男だけど……。」

艦長
「くぅーーーーーっっ!!ますますいいじゃねえか。そう、海の男、海の男だ!!」
「若ぇの、バルトだったな。気に入った。気に入ったぜぇ。おう、自慢のビアホールに案内するぜ。ついてきな。」

案の定意気投合した二人。あ、そういえば、フェイくんもバルトも未成年ですが、ビール飲んでないでしょうね?そこは気にしない世界なのかな。アヴェのお祭りで酩酊していたフェイくんですし。でも、良い子は真似をしてはいけません。

フェイくんはエリィさんのことが気にかかって仕方ない。助け出すつもりだし、そうしたいとも思うんだけど。元々エリィは正式に軍を抜けたわけじゃないわけで、フェイたちと一緒にいたところをエレメンツに見とがめられてしかも話を聞こうとしないドミニアだもんな、そのままどうなるかわかったもんじゃないよな。




そんなエリィさん、ゲブラーの戦艦に乗せられて輸送中。ドミニアさんにイチャモンつけられ中でした。ビンタが飛びます。

ドミニア
「まだそのような世迷い言を言うか貴様!」

エリィ
「私は間違ったことなんて言ってない!」

ドミニア
「これ以上、下らん問答を繰り返す気はない!」
「貴様の反逆行為は既に明白!この場で叩き斬ってくれる!!」

剣を構えるドミニアさん。えー、軍法会議にかけてから上の人がどうこうするのが筋だし、ここでこんなことしたらドミニアの立場も悪くなると思うのだが。ホントストップきかないなこのお人。

見かねた?かどうかですが、タイミングよくあらわれる、謎の美女ミァン。

ドミニア
「ミァン!貴様、どういうつもりだっ!そいつは逆賊だぞ!」

ミァン
「如何な理由があろうとも、ラムサス閣下の艦内でのそのような行為は許しません。」
「それに、ハイシャオとヴィエルジェの交戦記録を見た所、先に攻撃をしかけたのは貴方の方ではなくて?」
「何の確認もされずに一方的に襲いかかられては彼女としても防戦は止むなし。」
「第一、貴方はあの時、ケルビナの指揮下にあったはず。今回の件、彼女の指示を仰いだのですか?」

正論で冷静に追い詰めて。

ミァン
「作戦遂行時の指揮者の判断なしに一士官を逆賊として処分する事は許されません。」
「たとえ、同じエレメンツであっても。それに……」
「貴方の少尉の姿勢に対するこだわり、それはいわば、“貴方自身の私憤から出たこと”……違いますか?」

ちょちょいと痛いところを突く。

ミァン
「その限りにおいて、彼女に背信行為があったかどうかは判断しかねるものがあります。」
「事実関係をはっきりさせる為にも、以後、少尉は私が預かります。よろしいかしら?」

なんとかあの状況から抜け出せたのはいいけれど。
ミァンって、シグルドアンテナが警告していた通り、怪しい動きをしまくっているお人で、ラムサスですら欺いている気配がするお人だけど、大丈夫だろうか。



戦艦の中の一室に通されたエリィさん。ここで上の判断待ちをするようです。
ミァンさんは、エリィさんの瞳の色をじっと見つめて、

ミァン
「澄んだ湖面のような碧色……」
「貴方の瞳って、とてもきれい。」

と、意味深なのか百合なのかな台詞を残して、ラムサスのいる艦橋へ戻っていきます。うん、謎多き女。
A secret makes a woman woman.


ハイシャオ戦の記録が残ってるってことは、ヴェルトールと戦った記録が残っているということ。
ラムサス、案の定食いつきます。面白いぐらいに。

ミァン
「間違いないでしょう。現在はタムズ、もしくはその近海にいるものかと。」

ラムサス
「進路変更!これよりタムズへ……」

ですよね。
しかしすかさず冷静な副官ミァン、すでに手を打ったとラムサスをなだめます。

ラムサス
「わかった。お前を信用しよう。」

いやにあっさり引っ込んだな。仕事でもプライベートでも『パートナー』な彼女を信じているのだろうか。信じているのだろうな……。

ラムサス
「ところで……ドミニアとの間に何があった?相当いきり立っていたが……。」

ドミニア、尊敬し敬愛する閣下の前でもいきり立ってたのか。本当にあの子大丈夫なのか。




若と艦長は、ソウルが重なるとは思っていましたが、

バルト
「……で、出てきた奴らを片っ端から、ドカッ、バキッ、ドッカーン……てな具合いに……。」

艦長
「がっはっはっはっはー。やっぱり腕っぷしが強くねえと海の男たあ言えねえよなあ。」

バルト
「おうよっ。そう、この腕こそが……」

ふたり
「海の!」
「男の!」
「証明でい!!」
※1台詞ごとに見栄を切りながら

艦長
「がっはっはっはーー」

バルト
「わっはっはっはーー」

ソウルブラザーだろ。

なんかよくわかんないけど気分よさそうにしてたところですが、艦長あてに通信が入ります。

艦長
「ちっ、海の男の語らいを邪魔するたあ、ハンスの奴、相変わらず無粋な野郎だぜ。」
「いったい今度は何だってんだ?」

タムズの人
「何でも例のお嬢ちゃんが帰って来たとか……」

フェイくん
「例のお嬢ちゃんって……エリィか!」

Ω ΩΩ< な、なんだってー!!

あのシーンから何がどうなってそういう展開になるのだ?逃げ出せる状況でもなかったぞ?
つまり。
まさか。
考えたくはないが。


フェイくん
「エリィ、無事だったのか!?」

エリィ
「……ええ。」
「あの潜水艦は?」

フェイ
「え?あ、ああ、ユグドラシルのことか?」
「今は修理の為にタムズに寄せてもらってる。結構やられたからな。」

エリィ
「そう……」
「少し、休ませてもらってもいいかしら?……疲れてるの。」

ユグドラシルの方に入っていくエリィ。その背中を見ながらバルト、

バルト
「……気にいらねえな。」

さっきとは違い、バルトは本気で観察していぶかしんでいる様子。

バルト
「こちとら腹黒い連中に囲まれてガキの時分を過ごしてきたんだ。それぐらいのことはあいつの目を見ていればわかる。」

ふむ。それならば。

バルト
「だからダメなんだよ。あいつはそれでいいかもしれない。」
「けどな、国に残された家族はどうなる?ただですむと思うのか?」
「あいつにそれが出来るってのか?家族を捨てられるってのか?これは決意の問題なんだ。」
「あいつは……エリィはそのことで悩んでいると思う。捨てられないものがある奴を巻き込むわけにはいかないんだ。」

フェイくんは、エリィの決意を後押ししたけれど、バルトは、また別の観点から考えてくれたんですね。たしかに軍にいることはエリィにとって苦痛かもしれないけど、両親との仲は良好……まあ、かすかな疑念はあろうが、生まれた時からあたりまえにいていい場所を離れるってことだものね。若は、クーデターに巻き込まれて否応なしにこの生活をしてるけど、そうじゃない人もいることを知っているのか。
優しいな。
ふたりとも。


本当にエリィのことを考えてくれたふたり。
しかし、当の本人は今?
エリィは、何故タムズではなくユグドラシルに入ったのか?
移動距離的にはドックの方が近かったからか?さっさと寝たかったのか?

そうじゃなかった。。
彼女は、ユグドラシルのエンジンルームにいました。そして、コントロールパネルをいじくったと思うと、そのままそこへ倒れこみます。エンジンはなんかやばい煙を吹き出し始めてます。
これは?どういうこと!?とにかくやばい!?



駆け付けたフェイくん、バルト、先生によって、最悪の事態は避けられたのですが、エリィさんは眠ったまま。

バルト
「わかんねぇ。」
「上で会ったときは、少なくとも裏切り者の眼じゃなかった。」

先生
「……どうやら彼女、かなり強力な後催眠を施されていたようです。」

フェイくん
「こうさいみん……?」

先生
「ある状況をスイッチに、あらかじめ刷り込まれた行動を突然に始める、」
「それまでは、何の異常も見受けられない、そういう特殊な催眠術です。」
「医務室から出ていく彼女が、そんな感じだったんで、不審に思って後をつけたんですが……」

バルト
「……不審に思ったなら、止めろよ、先生。」

先生
「いやぁ、刷り込み行動中に無理に行動をやめさせると、心が壊れることがあるんで……」
「確かに対処が遅かったのは事実ですが……」

先生のたまにある詰めの甘いシーンですね。
…………たまに?
結構ある気がする。




やっぱり、エリィさんがギアスをかけられた操られたのってミァンさんに目をのぞき込まれたときに違いありませんよね。ミァンさんが「手を打った」というのはこのことか。ならば、次に来るのは本隊か。

シグルド
「若、レーダーが大型ギアを捕捉!!急速接近中です!」

もしかしなくてもあのハリキリ閣下かと思われます。バルトとフェイと先生がギアで応戦しようとしたところ、エリィも行くと言い出します。催眠の直後なので無理をしてほしくはないと先生が諫めますが、

エリィ
「待って!!これは私の責任なの!私がここにいるから……!」
「だから、だから私に行かせて!」

バルト
「何言ってやがる!お前は今さっき何をやったと……!!」

何をやったと思っているんだと問われても、覚えてないんだなぁ。それでもエリィは責任をとり、出るというのです。

先生
「エリィ、もしあなたがおかしなマネをした時は……」
「私があなたを撃ちます。いいですね?」

まだ催眠が残ってないでしょうね。
間違ってもそんなことにならないことを願い、出陣。


まず向かってくるは、ドミニアの乗るギア・ブレードガッシュ。

ドミニア
「貴様さえ……」
「いなければ……」
「許さん……」
「この……」
「裏切り者がぁ!!」

めちゃめちゃ怒ってる&執着してるなー。この子は心酔する閣下にこんなところが似ちゃってるのだろうか。違うか。

バトルになりますが三対一ならどうってことなし。
問題はそのあと。

海中から爆発音。海に飛び込む三機。
やっぱり閣下です。ラムサスは二人乗りのハイシャオを一人で乗りこなしてハリキリゲージMAX突破。

ラムサス
「探したぞ!我が宿敵!!」

フェイくん
「うっ、お前は!?」

ラムサス
「……機体が違うな。貴様、“あの機体”はどうした!」

残念ながら赤い彗星はおいそれと出せませんでね。ていうかフェイくん覚えてないし。

ラムサス
「まあいい。どのみち貴様を排除しない限り、私に光はないのだからなっ!!」


VSハイシャオ二回目。
ハリキリゲージが振り切れている閣下は、お強いです。その実力、さすがエレメンツを率いる者、といったところです。おまけに隣にやっぱりミァン機体が控えてるので回復もされる。
バトルは苦戦するのですが、ここはやっぱり主人公が勝たなきゃいけないので、プレイヤーがどんなに苦労したとしてもやっぱり負ける運命のラムサス閣下。
こっちがいくらリセットしたからと言って最終的な結果がすべてですからね。


ラムサス
「ちぃっ!ここまでか!!」
「だが、貴様だけは生かしておけん!」

ハイシャオは力を振り絞りヴェルトールをメタメタのギタギタにします。
あれ、これこないだどっかで見たような光景。

すんでのところで、エリィのエアッドミサイルがハイシャオにトドメを刺します。

ラムサス
「チィッ!メインタンクが……あと一息だというのに!」
「くそっ!……退くぞ、ミァン!」



ハリキリ閣下を退けたはいいが、ヴェルトールとフェイくんはかなりの深手を負ってしまいます。
そう。パイロットのフェイは、それこそもろにコクピットが浸水したせいで、深い昏睡状態。事態は深刻です。

タムズの病院で、生命維持装置を付けられ昏々と眠るフェイは痛々しい状態。
このままかもしれないし、でも保証はできないと語る医者。エリィは、事を引き起こした罪悪感でいっぱい。

お医者さんは、もしかしたら『教会』本部の施設ならなんとかなるかも、と最後の希望を口にします。

医者
「おそらく、何とかなるじゃろう。」
「しかし、一般人は『教会』本部の聖堂以外に入ることは許されてはおらん。」
「修道者となるか、もしくは『教会』関係者の紹介がなければ……。」

難しいと……。それじゃあ今はできることは……。

医者
「おお、そうじゃ。」
「そう言えば今、『教会』本部からエトーン〈罪をあがなう者〉がタムズに来とるらしいぞ。」

神タイミングすぎやしないか。


その関係者さんに話したところで、快く引き受けてくれる保障はない。だがしかし、こっちとしても主人公が眠ったままなのは不都合なのです。エリィも自責の念に駆られっぱなしだし。


次回は、ついにあのキャラが登場。かわいい顔したエクソシスト。いや、アレンくんじゃないです。
3000Gの…………。いや、なんでもないです。

関連記事
京野あす子
Posted by京野あす子

Comments 0

There are no comments yet.