メモリアルゼノギアス日記 その13 ~波よ聞け、バイオハザードな船~

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京野あす子
主人公のフェイくんは未だ静養中。
陽動とぶっ倒れが多い主人公ですが、元は身一つで追い出された身、頑張ってるんですよ彼なりに。

なので、引き続きバルトたちが頑張ってくれます。


さて今回は。

第三十五話 波よ聞け、死霊のわらう船

の一話でごめんなさい。


ビリーは、幽霊船の死霊退治を頼まれたようなので、恩もありますし我らがユグドラシルでその船まで送っていくことにいたします。さて、ユグドラを出すとなるとシグルド兄ちゃんを呼びに行かなきゃならんのですが、たぶんジェサイア先輩に絡まれてると思うので助け出しに行きましょう。

彼らは、ユグドラシル内のメイソン卿バーでシャレオツに酒を嗜んでおりました。昔話に花が咲いているようでして、まだ絡む時間じゃなかったようです(よかった)

ジェサイア先輩
「なるほど、な。これがお前が帰る帰るってきかなかった場所か。」

シグルド
「ええ、まあ。」

先輩
「お前が出てった後、ビリーの奴、泣いてなぁ。」

シグルド
「……。すみません。」

先生
「ソラリスを去った時もそうでしたよ。あの時はカールが荒れて荒れて。」

シグルド
「別にあいつを裏切ったつもりはなかったんだが……。」

先生
「あれでかなり人間不信にみがきがかかったようですよ。」


あぁ……。カールなー、カールはなー。
裏切ったつもりはないとシグルド兄ちゃんは供述しておりますが、ここで以前出てきた、ラムサスの回想シーンをもう一度見てみましょう。


~~~カールさんの回想~~~

ラムサス
「シグルド!」
「なぜお前はこの国を捨てる!?」
「俺達の理想国家の実現の為、力を貸してくれるんじゃなかったのか!?」

シグルド
「捨てるわけじゃないさ。俺は最初から、この国の技術を盗む為に生きてきたんだ。」
「それに俺には待っている人がいるんだ。恨むなよ。」
「お前達と語った束の間の夢、悪くは、なかったぜ。」

ラムサス
「……裏切り者!!!」

~~~カールさんの回想終了~~~


わりかしショックを与える言葉選びをしているような。
シグルド兄ちゃんの事情を考えると(もともと拉致されてきた被験者だし、故郷の若たちを守らにゃならん)なんらおかしくはないのですが、なまじ仲良くしてたからね……。グレるのも無理はない。

ですが、そんな傷心のラムサスを置いて、先生も出奔してきたわけだから(たぶん)フォローする気はさらさらなかったのでは。先生淡泊。



あ、そうだ、用事を済まさなきゃ、シグルド兄ちゃん、ユグドラ動かしたいんだけどいいかな?

シグルド
「……。あ、はい、出発するんですね。」
「先輩、申し訳ないですけど私は仕事が……。」

先輩
「おうっ、もうこんな時間か。じゃあ、最後に3人でいつものハラダンスを……。」

先生
「!!せっ、先輩、どうも急ぐようなのでそれはまた今度に……。」

宴会芸までやる仲だったのか。

先輩
「うんっ、そうか?そいつぁ、しょうがねぇなぁ。じゃ、オレもドロンすっか。」

ドロンとか超久々に聞いたな。おっさんギャグじゃん。
飲みニケーション!!とか言ってる上司感を漂わせるジェサイアパイセン。

去っていく先輩を見送りつつ、さて、出発の準備を……と思っていたら。

ドタッ!!

画面暗転のち、ただならぬ効果音。

エリィ
「キャアア!!シグルドさんが!」

先生
「またか!?シグルドはめっぽうお酒に弱いんです!」
「……。だめです、出発は明日ですね……。」

あー……飲まされた後だったか……。
ごめんね、もっと早く来られればよかったね。




ビリーの滞在してる家に帰ってくるジェサイア先輩。

先輩
「ウィ~ッ!!帰ったぞぉ~。ビリー、いないのか~?」

ビリー
「大きな声を出さないで!いったい何時だと思ってるの?」
「子供達が起きちゃうから帰って来る時はしずかにしてよ。」

なに、この荒れた家庭ホームドラマ感満載のやりとりは。

先輩
「おまえも来てりゃ面白い話がやまほど聞けたのに。」
「シグルドの苦労話とかよ、ケッサクだったぜ。」

ビリー
「また兄ちゃんが飲めないの知ってて無理に飲ませたね!かりにも聖職者の親が……。」

先輩
「おいおい、いいかげんに目を覚ましたらどうなんだ。神父なんざ、やめちまいな。」

ビリー
「信仰心のかけらも無い人にそんなことを言われたくないな。僕の生き方に構わないでくれよ。」

先輩
「構うなだと?」
「お前、自分がまだどれだけ危なっかしいヒヨッコだかわかってるのか?」

ビリー
「ヒヨッコ……?あなたになぜそんな事が解るのさ。」

先輩
「!?お前……!!」

ビリー
「僕はまだあなたを父親だと信じてるわけじゃない。」
「あれほど母さんが愛してた人と同一人物だとは思えないよ。」

ジェシー
「ってぇと……お前は俺の事をニセモノだと……?」

ビリー
「自分の胸に聞いてみれば?」

先輩
「……。」
「たしかに証明するすべは何もないわけだよな……。」
「まぁいい、おまえはまだ物事の真理を解っちゃいねぇ。奴等が本当は何なのか、おまえはどこへ行くのか……。」

ビリー
「親父、何言って……?」

先輩
「今のままじゃ、ラケルの死んだ甲斐がないぜ。」

ビリー
「!!あんたに母さんの名を呼ぶ資格なんてないよ!」

先輩
「……。そうか、そうだよな。」
「ま、とにかく今の仕事はやめるんだ。他人かもしれん男からのたった一つの忠告だ。」
「アバヨ!!」

…………先輩は、教会に不信感を持ってるっつーか、なんか知ってるんだろう。そうなんだろう。
そうしてビリーを気にかけてくれてはいるのだろう、妄信的なビリーを心配はしてるんだろう。
だろうけど。
まるで説得力がない!!

ビリーは、父親行方不明の間、どうにかプリメーラを食べさせていくべく苦労した期間があり、そうして今の職で暮らしているわけで。それがぽっと出のうさんくさい父親と名乗るロクデナシが転がり込んできて悪評をまき散らす……とビリー視点では見えるわけで。
あと、飲めないシグルド兄ちゃんに飲ませた罪状ははっきりしています。
難しいぞ、ジェサイア先輩。




夜は明けて、ビリーのために船を出す準備をします。

シグルド
「おはよう。ビリーがガンルームで待っている。」
「(う、うむ……。やっぱり二日酔いのようだ……)」

う、かわいそう。

ビリーに会い、戦闘での銃の使い方をチュートリアルしていただきます。ビリーの口から方向キーとか出てきちゃいます。なんか昔のゲームだなぁなんてしみじみしますね(そうか?)

エリィ
「ねぇ、ビリーさん。」
「私、あなたがどうしてエトーンになったか知りたいんだけど……。」

エリィさんが興味を示し、ぶっちゃけプレイヤーも聞きたい話なので、話していただきます。

バルト
「(俺は興味ねぇな……)」

空気を読め若。


ビリー
「あれはいくつの時だったろう……。よく覚えていない。8つか9つだったのかな。」
「拳銃の扱いはその頃親父から教わったんだ。」
「ある日その親父がいなくなった。」
「親父は僕等をおいて出ていったきり……」
「二度と戻っては来なかった。」
「子供心にもひどいショックを受けたけど、泣くわけにはいかなかった。母さんとプリムがいたから。」
「それでも僕は、よく独りで親父の部屋にいたよ。」
「親父の銃、親父の匂い。残されたそういう物の中に、少しでも“父親”を感じようとしてたんだ。」
「でもその幸せも長くは続かなかった……。」
「12歳の時自宅が突如死霊の群に襲われ、母を亡くした。」
「なぜかやつらはしつこく親父の行方を知りたがったけど、母は頑として口を割らなかった。」
「今でも耳から離れない。母さんの撃った弾の音がゆっくりと3発響いて……薬きょうが床を打った音まで憶えてる。」
「その後に死霊の叫び声がして、誰かがくずおれる音がした。」
「その時、僕等を助けてくれたのがストーン司教なんだ。その出会いが僕のその後の運命を変えたといってもいい。」

バルト
「おいおい、ちょっと待て。死霊ってしゃべるのか?」

うん。私もそこ気になった。ありがと若。

ビリー
「そう。奴等はただのモンスターじゃない。」
「中には人以上の知能を持った奴もいるんだ。」

続きです。

ビリー
「僕とプリメーラは隠れていたお陰で一命をとりとめたけど、プリメーラはその時から一言もしゃべらなくなった。」
「あのとき神のように現れた優しくて力強いストーン司教の姿に僕は、自分の歩くべき道を見つけたような気がした。」
「あの人のように、誰かを悪しき者から救いたい。」
「これ以上、プリムのような子を増やさないためにも教会で修練して、いつかストーン司教のようになろうってね。」
「プリムを教会の施設に預けて、僕は修道院に入った。」
「それから何年かたって……」
「教会での修練を終え、僕はエトーンになった。」
「孤児院を開くため、家に戻って暫くしてから……」
「あいつが……親父がひょっこりと帰ってきたんだ。」
「親父は、激しい事故にあったとかで人相が変わってしまっていた。人相だけじゃない、性格も仕草も、まるで変わってしまっていたんだ。」
「記憶にある親父は、もの静かな人だったのに……。」
「いや……、というより、僕が親父のことをハッキリと覚えていなかっただけかも……。」
「そういうわけで……、いまだに本当の父親とは思えないんだ。」
「でも、プリムには父親が必要だし、実際、なついてる。僕自身も、心の底では父親であってほしいと思っているんだ。」
「だから……僕はあれが本当に自分の親父なのか、いまだに信じられないでいるんだ。」

これは確かに無理もない話なのです。そう、ジェサイア先輩は顔が変わっている。あとこれまでの態度からして、ビリーの中でロクデナシのイメージはついてしまったであろう。

ビリー
「フフッ、馬鹿みたいだよね。」
「兄妹二人きりになってから、プリムを養うためなら自分自身さえ売ろうとしたのに……。」
「プリムはいきなり現れた見知らぬ親父の方がいいなんて……。」

ああ、確かにショックだよね自分が今まで苦労したのが信用できないおっさんに取って代わられるええええ!?自分を売るええええええ!?!?それってそういう意味!?!?

バルト
「“自分を売ろうとした”だぁ!?」
「おまえなぁ! 世の中には売って取り返しのつくモンと、つかないモンがあんだぞ!?わかってんのか!?」

ビリー
「もちろん思いとどまったよ。でも、一晩で3000Gになるって言われたから……。」

相場なのか!?相場なのか!?!?ぶっちゃけ日本円だとどれくらいだかは知らんが、換金アイテム「大金塊」の売値が4000Gなのを考えるとすごい高額じゃないか!?確かに需要はある!絶対にある容貌だ!だが、そうはいってもたかが3000Gで尻が、尻が取り返しのつかないことに!!思いとどまったんだよな!?無事なんだよな!?守ったんだよな!?!?

バルト
「バカッ! いいか!今度からそういう時は、妹連れて俺の艦に来い!」
「うちは自給自足だけど、少なくとも食う寝るには困らねーからなっ!」
「わかったら、俺の前で二度と売るだの買うだの言うんじゃねえ!いいな!?」

あらあら。バルト、いい奴じゃないか。

ビリー
「あの……ひょっとして……キミって、ちょっと“いいヤツ”なんだ?」

バルト
「なんで素直に“ありがとう”って言わねーよ、おまえはッ!?」

ビリー
「うん……えぇと……その……、いや、まだ世話になった訳じゃないから、言わない。」

バルト
「可愛くねえやつ!」

可愛い。と思う。
んで、この子たち相性悪いと思いきや、すごく相性いいんだな。




さて、ビリーのお仕事。ユグドラで貨物船に横付け、乗船いたします。
中の様子はというと。

エリィ
「暗いわね……。」

バルト
「おい、変な匂いがしないか?」

ビリー
「この独特な匂いは死霊〈ウェルス〉のですね。」
「やはり、襲われてしまっているようですね……。」

ホラーやんけ……((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

バルト
「怖いのか?」

あらら。本職のビリーにそんな質問を。いやいや、ストーン氏だって度々仕事頼んでる様子だったしいくらなんでも……。

ビリー
「……いや、……少しだけですけど。」

って怖いんかい!
慣れないもんだよね。まして死霊には母親を殺されているんだもんね。

明かりをつけ、進んでいきます。


船内でエンカウントする敵は、死霊です。

船内の死霊たち

こんな感じのがうろちょろしているわけです。やだ気持ち悪い。



何の肉……?

ここは冷凍室。
船員の食糧だとは思うんですけど、こんな状況。肉がぶら下がってるってだけで怖い。なんか怖い。



こんな仕掛けも。
シャワー室の蛇口をひねると、なんと降ってきたのは……赤い水!!

ビリー
「血なのか……いったい、この輸送船でなにが起こったというのだ……」
「いや、こ、これは……サビ混じりの水でした。先を急ぎましょう。」

おいこら。



船の最深部?に着いたところで、ブラッディなるボスと戦います。マーダラーっていう、HPを0にする攻撃をする殺人ゾンビ。こえーよ。
でもバトルなので恐怖心は半減。ぶっ倒します。



一行、外にいったん出て一息。

ビリー
「この輸送船はやっぱりクロでしたね。」
「『教会』に行ってストーン司教に報告しなければ……。」

そういえば気になることが。
さっき倒したボスが死に際に誰かに助けを求めていたのです。

ビリー
「きっと、巨大ウェルスのことだと思います。」
「しかし、呼んでからそうすぐに現れるわけではないでしょう。」
「人間じゃ相手になりませんが私のギアを呼んでおいたので安心して下さい。」

そんでもって気になることが。
あの、さっきから、うしろに、なんかいるのです。巨大なモンスター的ななにかが。

ビリー
「……。結構、早かったですね。まいりましたね。」

いや、まいりましたねじゃないですビリーさん。あなた結構……えっと……可愛いな!


そこへ、ビリーが“呼んでおいた”愛機がユグドラシルとともに参上。

レンマーツォ参上


マントをなびかせて、ビリーのギア、レンマーツォ参上です。中国語で射手座らしいんですけど、なんで中国語だかは不明です。
そして、ギアにマントは、間接に挟まる危険があるのであまりお勧めされないらしいのですが、ポリゴンでひらひらが可能だということで開発者さんがやってみたかったとの理由で実装された、とかなんとか。

ユグドラからほかの人のギアたちも出てきて、なんとか巨大死霊を撃退。
これで、この仕事……調査ってんだったら十分かな。というわけでさっさと帰路につきましょう。



なかなか骨の折れるお仕事、ビリーも今回は一人ではやばかった、と言っていたのでついて行って心から良かったと思います。
んで、教会に報告に行くのに、文字通り乗り掛かった船として、ユグドラシルで送っていくことにします。

しかし。教会本部では、とんでもないことが起こっていたのです。


さてゼノギアス。
『教会』の真実とは?ジェサイア先輩は本当にただのロクデナシなのか?
結構明らかになるかもしれません。

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